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このページでは、僕が大好きな、あるいは影響を受けてきた音楽・本・映画などを紹介していきます。
音楽作品を紹介する際は、せっかくですので時々、自分で演奏した動画もアップしてみようかと思います。
文章を読んだあとに、実際の音楽もお楽しみください。

.002 The Best of Sting / Ten Summoner's Tales ~Sting

2013-02-02

 Recommend第2回目も、自分の音楽的ルーツを掘り下げてご紹介してみたいと思います。前回は僕が音楽を始めるきっかけになった曲をとりあげましたが、今回は更にさかのぼって、生まれて初めて自分で買ったCDについて書いてみます。


 小学校低学年の子供だった頃、僕の家にはまだCDプレイヤーが無く、当然CDも1枚もありませんでした。レコードやカセットもほとんど無かったようで、テレビ以外から音楽が流れてくることがほぼ無い、そんな家庭環境で育ちました。

 高学年になると周りの友達が徐々にCDラジカセやコンポ、あるいはカセットウォークマンなどを買い始め、少しずつ音楽が僕らの間の話題にのぼるようになってきます。

 僕も周りに取り残されまいと両親にねだって、ミニコンポ(確かAIWA製?)を買ってもらったはいいものの、特に買いたいCDも無く、たまにその時ヒットしている曲を借りてきて聴く、そんな程度でした。


 そんな時、テレビで耳にしたある曲に、生まれて初めて"カッコイイ!"という印象を抱くことになります。

 それは当時公開されていたアメリカ映画"三銃士"のCMで流れていた主題歌、「All for love」でした。映画の内容にちなんで確か"ロック界の三銃士"と銘打たれ、Rod Stewart、Brian Adams、そしてStingの3人が共演した曲です。

 歌を聴いて初めて何とも言えない興奮を覚えた僕は、しかしそれでもそのCDを買うには至らず、借りてきてカセットにダビングして、何度も繰り返し聴いていました。

 今考えても面白いなと思うのは、3人とも揃ってハスキー・ヴォイスの持ち主なのに、何度も曲を聴くうちに自然と自分の中で好みが出てきて、当時12歳かそこらの島田少年はStingを選んだのでした。

 そこで当時ちょうど発売されていて購入したのが『Ten Summoner's Tales』、そして少ししてからタイミングよくニューアルバムとして発売になった『The Best of Sting』です。


 『The Best of Sting』の5曲目に入っている「Englishman in New York」という曲、聴いたことがありますでしょうか?

 とても有名な曲ですが、この曲の冒頭、艶やかに入ってくるソプラノサックスと洗練されたピアノに、中学生になっていた島田少年はまたまたやられてしまったわけです。

 このイントロを聴くと今でも僕の目の前には、都会の夜の景色がさぁっと広がります。音楽はこんな風に一瞬で聴き手の中に情景を作り出すことができるんだ、と初めて知った瞬間でもありました。

 仲の良いミュージシャンの方に以前、僕が初めて買ったこの2枚のCDの話をしたら、「イヤな中学生だな〜!」と言われましたが(笑)

 しかしこの文章を書いている2014年1月現在、自分の作品のレコーディングを終えてしばらく経った頃ですが、やはり自分の音楽的ルーツの一つはスティングなんだなぁと実感しています。

 Rock&Popsをベースに、JazzやSoulなど様々なジャンルの要素が混在する音楽。そして日本の音楽によくありがちなように歌だけが目立つのではなく、楽器の演奏全てが聴き所として楽しめる音楽。

 自分のアルバムも、そんな風に皆さんに聴いていただけたらと願っています。

 最後に、スティングの曲の中から僕が大好きな曲、「Fragile」を弾き語りで演奏してみます。人間のもろさ、壊れやすさを歌った曲です。

 よろしければどうぞ、お聴きください☆